2017年11月22日水曜日

足りない


遠い国の色褪せた映画みたい
くたびれてもう嫌だなあ
最近は、眠れば明日が来るし
あの頃は楽しかったなあ

何のせいでもなく自分自身が
誰よりもわかってるさ
あれほど叫び泣き傷ついた日々が
僕の全てだったこと

今が 今が 今が  とても とても 苦しい
今が 今が 今が  とても とても 悔しい

僕の言葉が何の意味も持たなければ..
僕の心の炎は消え 枯れちゃって 
いつか君との約束さえ忘れるだろう
そんな僕を 僕は  愛せないよな



部屋から見あきた線路のその果てで
泣いているのは誰だい?
同じ悲しみなんてありっこないけど
僕らちょっと似てるな

楽しい思い出ばかり輝きだした
涙が出るんだ
窓ガラスに映ったボロボロの姿
目を逸らしてきたけど

今も 今も 今も  ずっと ずっと 苦しい
未だ 未だ 未だ  ずっと ずっと 難しい

僕の言葉がもっと深く君の胸に
優しく熱く 潜り込んで いけたら!
僕が生きてて 声を上げる 意味になってゆく
足りない夜のララバイ  …飛び出したい


透明な 今日にまた グッナイ バイバイ yai
立ち止まる 振り返る まだずっと 続いてる


僕の涙は 夢を見てる 子供のまま
明日もどうせ同じ朝が 来るけど
それでもいつか描いた場所 まだ見てないから

足りない夜が 僕を動かしてる

2017年5月5日金曜日

ふれる


窮屈な電車の中で 
知らない人の手に触れたとき
その冷たさに
あなたの手の 
あたたかさがわかりました

悲しいことに私たちは 
比べてはまた愛を知ります
でもこれ以上 あたたかいものは 
もうないのだと思うのです


ああ 涙が出そうなこの気持ちは
どんなラブソングもかなわない


形のないものを信じて 
何が悪い 何が悪いんだ
私とあなた そしてその夢は 
他の誰のものでもない



限りなく続くものは 
この星でさえ分からないし
未来に立つ 私たちだから 
自由なのです 自由なのです


ああ あなたの香りが風に乗って
過ぎてゆく季節も一緒に

愛しい人のそばにいること
触れられる 生きてゆく
咲かせて枯れて最後の夜まで
ずっとずっと 夢を見る

嘘のない愛だと信じて
何が悪い 何が悪いんだ
私とあなた そしてその道は
他の誰のものでもない

他の誰のものでもない

2017年3月24日金曜日

若者たちの朝へ



気づけば 向こう陽は沈み
今日もまた空も飛べずに
形のない あてのない明日を
探してる 若者のひとり

人はこうだって 愛はこうだって
わからないくせに
もう振り向けない 場所を歩いてる


どうか 夢が 夢のままで褪せないなら
それも愛しいと 片付けられるのに


それでも朝を 願っている私たちは
人知れず泣くの
こんな自分が悲しくて 苦しくて
でも信じたくてさ



何色も なれる気がしてた
選ばず 生きてゆく他に
愛せば愛されるように
水ない場所で蓮は泣く

おかえり 君は 君のままで ひとりぼっちさ
それも知っていた  子供の頃から


それでも声が 明日にも響くのなら
続けてゆけると
沢山の夜が 叱ってくれたの
ああ 間違えても

すべてに意味は 要らないと
私たちは人知れず泣くよ

こんな自分が悲しくて
でも嬉しくて また歩き出す