指先
くもり空 泣いていた
あなたが愛した ギターのために
暗がりに 咲いていた
気づいたら消えた 子猫のように
忍び寄る 甘いおと
触れたら溶けてくあなたのように
みつめあう 傘の中
あの日と同じわたしのふりで
重なった ふたつの目
波うつ胸が 少しだけ疼く
とおくなる はぐれてく
想いに焦がれるわたしの指先
あぁ このまま ふたり 消えてしまおう
かなしい朝も 凍える夜も
あの日の声を抱きしめたまま
それは綺麗な気持ち きもち
ゆれる空 手をのばす
今すぐ会いにいけたらいいのに
遠すぎる 近すぎる
何度も描いた遠い日の夢
さようなら またいつか
はがゆい春は終わりを告げた
あぁ このまま ふたり 消えてしまえたら
変わるもの 変わらないものを
この世界も 愛せるだろうか
それは綺麗な気持ち きもち
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