制服のリボンを 取っておくれよ
才能の押し売り 君って 悲しいね
嘘つくの下手だねって 君は僕の 何を見て
何を知っているの 息苦しい季節だ
人殺しの母親から生まれた子どもには
愛がないんだって
地球がどうなったって構わないから
君だけを愛すと叫ぶんだ
CDは買わないけど 僕は
あのバンドが大好きですと豪語して
海の向こう 死んでゆく
子どもを「救いたい」と言う
涙も流さず
黙ってあの街を 出てきたのだから
あの子に嫌われたって 帰ることもできない
タバコに火をつけて 鈍い音がして
雨の音で消えた ここは そんな場所
だって僕は小さいただの
僕であり続けることしかできないのに
それ以上の何かによって
英雄になれると思ってる
今もなお
お金が欲しい 売れたい テレビに出たい
だからそんなことじゃなくて
そうやって 死んでゆく
僕の愛しい子供たち
涙を流して