一瞬のまばたきで未来なんて 見失ったの
沖までゆらゆらただよって
…蝶のよう
…蝶のよう
夏の匂いとみえない力に惑わされて…もう
時が流れない あいのうたも聴こえないけど
「まほう」を使ったの
振り絞った涙が
振り絞った涙が
海に 光り 照らす 唄になれ
月よ 逃がしてよ
永遠の退屈なら
永遠の退屈なら
愛ってとても 悲しいというけれど
それでもあなたを守るために
わたしは両手を広げて
とべるのよ
とべるのよ
紡いだ潮騒のさわがしさに 目を閉じたら
蒼く光る星がとやかく言うの
うんざりして
うんざりして
あなただけ信じたわたしだから
こわくないの
こわくないの
あなたのこれまでが輝き出し
朝がくるのよ
朝がくるのよ
帆をあげ見つめた ゆれた髪の毛が
風をさらい ふたり溶けてゆく ね
漕ぎ出したらそう
ずっとまっすぐに
ずっとまっすぐに
心のおくの森で愛を唄う
こわがらないでもう
朝が迎えに来た
朝が迎えに来た
明日を選んだふたりだけのために