2014年2月17日月曜日

ブルーライト



終電が横切って 向かい風に目を閉じた
切符は捨て 昨日を捨て 夜は終わり

イヤフォンを外して 2人の声を探すけど
変わりゆく 愛なんて 君の残像さ


GOOD BYE,BLUE LIGHT
その目の奥に 描いたキレイな明日じゃなくてもよかった


ボロボロのカーディガン 糸は少しずつ解れて
携帯を捨て あの日を捨て 夜を駆ける

鳴り止まない星の Cメロに目を背けた
変わらない 状況は日々の残像さ

GOOD BYE,BLUE LIGHT  その手に触れたの
I KNOW THAT EVERYTHING HAD BEEN OVER


GOOD BYE,BLUE LIGHT
その目の奥に 描いたキレイな明日じゃなくてもよかった

欠伸


過ぎる金曜日 はみ出し者が笑う夜
くすんだ感情持ち寄って 分かり合えない夜
反応も返事も 誰も求めてやいないし
殴り合うあいつらの夢まで背負っている

欠伸が止まらないし 足はもう震えている
どうしようもないことばかりで 震えている

黙り込んだ私の 堪えた目の奥から
映り込んだ大人達のねじれた夜を変えて
駆け出した24時 新宿 どうだってよかった
私じゃない私をあなたは求めていた


拒否した着信 当たり障りのない音楽
遣る瀬無い表情が 白けさせる夜

欠伸が止まらないし 足はずっと震えている
どうしようもないことばかりで 震えている

眠り込んだ私の歪んだ夢の中に
入り込んだ汚れた彼らの夜を変えて
泣いていた午前4時 新宿 どうだってよかった
私じゃない私をうまく殺せなかった

2014年2月1日土曜日

いずれ錆びついた地面の下で




何もない
何もない
滲んだ血の色 空を染め
生きてゆく他に何もない

あてのない
あてのない
愛し憎み叫ぶ声だけ
生きてゆくことにあてはない

遠い街の夕暮れが
果てしない心の痛みを照らし
荒んだビルの向こうにあなたが居る

太陽が夕陽に変わる時
走る子供が大人になる時
いずれ朽ち果て消える悲しみも
人は忘れて 愛を知る


何もない
何もない
アスファルトを踏みつけて
唯歩く他に何もない

絶え間無く
絶え間無く
馳せる想いは掻き消せず
カラスの鳴く声も途絶えない

ただ涙を流し駆け出した
明日だけが”それ”を知っている
いずれ錆びついた地面の下で
燃え尽きた掌を仰ぎ見る


死にたくなった あの朝に
死にたいと思った あの朝に

蒼く遠く清く果てしない空が
それでも生きろ、と唄っている

ビア


街はわたしをなかったことにしていく
そんな夜も そんな夜もあるのです
今夜ばかりは こいのうた歌うの
あなた あなたにだけ届けばいい


ビール瓶の向こうはまるで地球の反対側
何も知らないわたしをきっとあなたは笑うでしょう

歪んだギターを抱いてあなたを夢見るわたしの
声は10年後も届くことはないでしょう


雨の音を 一緒に数えましょう
悲しいときはわたしを抱きしめて


恋や愛と諭してこれは間違いだ、と決めつけないで
日が暮れたらそっとキスをして連れて行って

全部わかりあえるように世界はできてないから
同じような痛みを 求めるんでしょう

鼻歌うたって笑いかけるその顔に
また会えるように 願うわたしは


ビール瓶の向こうはまるで地球の反対側
何も知らないわたしをきっとあなたは笑うでしょう

歪んだギターを抱いてあなたを夢見るわたしの
声は10年後も届くことはないでしょう