南へとゆくの
見つからないところへ
さよならはいいの
泣かないで欲しいの
朝顔の横に
ねそべっていたの
神様はいないの
それでもわたしは
空にかえることが こわくはなかった
空から来たんだもの 空だったんだもの
しゃくねつの夏は
アスファルト溶かし
パウダー・スノウの夜は
そばにいてあげたい
わずかな火傷もひとつ
小指に残してみたの
花火の音と匂い
魔法みたいな、SUNDAY
うってつけの朝よ
わたしが選ぶの
空にかえることは 悲しいことじゃない
両手広げたなら だきしめてくれるの
空もとべるの
海もとべるの