どうしても言えなかった
秘密は胸を引き裂くような
溢れても足りなかった
あなたは今も 夢を見ているから
もう二度と会うことのない すれ違う人のせいに
できたなら 宝物もちゃんと守れたかな
駅の前 足を止めて 握る腕 力を込めた
この夏が終わる前に 離さなきゃいけないかな
近くて遠いあなたの街まで
私はもう 明日を削れない
愛する順番が
悪戯にまた 運命だと名乗る
可哀想は誰だった?
涙がうそに変わってしまう前に
広い宇宙 海の外や 誰かの声 テレビの音
どうであれ構わないと 思うほど 上の空で
平行線 辿るように あなただけ 考えてた
いつの日も 去って行く あなたの背を想像して
愛する気持ちで何か変わるなら
あなたが指す未来を 教えて
それでも永遠は
口に出せない 夢物語で
二人見た朝陽のように
束の間の光が一番美しい
本当に想っていた
祈り方さえ もう忘れてしまった