2015年4月21日火曜日

takanari


本当は戦いたくなんてなかったの
それでも空になりたかったわたし達は
叶わない夢をみて 叶えた夢を忘れてゆく

もう少し あと少しだけ分かり合いたい
許してほしい、と
際限無い 明日を描いてまた息ができる

観覧車に乗って 見渡す街の何処かに
おいてきた憧れは わたしを探して泣いている

長い長い橋を渡る途中で ひとつずつおろした
軽くなってゆく度に 胸に雨が降って 震えた


どんどん軽くなって わたしは進み出す
細く脆くなってく 足元をみて
着の身着のまま飛び込む先は  光?

別れを告げたわたしの欠片 幻か
そしてわたしは泣くだろう
人間だから 泣くだろう

観覧車に乗って 初めてわたしをみたの
揺れうごく狭い部屋の中で始まるの

わたしがわたしでなくなって
あなたもそうなってしまう前にどうか
あの日の高鳴りを

忘れたくない 高鳴りを

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