2013年10月16日水曜日

空とべるよ



屋上 だれもいない 
夢にみたひとりきり
ふっと考えている
私だって空、飛べる

蜃気楼 まどわされ
あの夏はもうおわり
ふっと考えている
私だって空、飛べる

フェンスに片足かけて
怖くないのは、そう 
わかっているから

どんなに高いビルが並んでも
ここからじゃ 空しかみえないし
わたしが愛した嘘つきは
とっくにあの子の部屋で
寝ているよ


飛行機雲を切る
肌寒い秋の空
ふっと考えている
私だって夢、みてた

ボロボロギター抱いて
すこし長すぎるスカート
引きずりながら

満ち足りた私の日々をつくるのは
私じゃない誰かの不幸の上
傷付けあい許しあうことで
安心するね、よかったね?
戻れない

こわい夢をみてたから
しがみついていたくなったんだ
沈んでゆく船
残された僕に
君はまた同じことを
言うだろうか?

0 件のコメント:

コメントを投稿